タウチョ・メダン/Tauco Medan

タウチョ・メダン Bandung_West Java, 2017

突然ですが「かおるさんのレシピ」コーナー、始まります。あ、えっと、勝手に始めます。

かおるさんは、いつも美味しそうなインドネシアごはんを作っている、在インドネシアの友人です。
北スマトラのメダン出身のお義母さま直伝料理であったり、
お邪魔してつまみ食いしたくなるようなおやつだったり、わたしは作ったことないものばかり。
お料理教室とかやって欲しいなあ、とお願いしてみたら、レシピを教えてくれました。
ので、そのレシピを元にわたしが作ってみて、ここでご紹介することにします。
いわば、わたしが遠隔操作されてるわけです。
「コーナー」とか勝手に言っているのは、これからも教えて欲しいなあという希望に基づいた先手(笑)。

ということで、第一回(勝手に)は、タウチョ・メダン。
昨日アップしたタウチョを使った料理です。
というか。
そもそも、このレシピを教えてもらったことから始まって、タウチョのことを調べたのでした。
今回はテンペを使いましたが、テンペを(もしくは一部を)豆腐(木綿)やエビなどに置き換えても可。
エビだとおもてなしにも向きます、とのことです。

テンペ・タウチョ(材料) Bandung_West Java, 2017

【テンペ・タウチョ】
テンペ 170gほど
チャベ・メラ・ブサール 2本
チャベ・ヒジャウ・ブサール 2本
バワンメラ(シャロット) 4粒
ニンニク 1片
ショウガ 1cm
ナンキョウ(ガランガル)/Lengkuas 1cm
サンバル 適量
サラムリーフ 1枚
トマト(完熟ではない、少し青っぽいもの) 1個
タウチョ・チャイル 大さじ2
水 100ml
砂糖 小さじ1
塩 小さじ1弱
油 適量

タウチョは、せっかくのメダン料理なので、メダンのタウチョを使います。
テンペはうちにあったのが200gだったので、実際には200g使っちゃっています。
サンバルは、甘くないものをとのこと。

1.切る
テンペ(または豆腐)をサイコロに、
エビの場合は背わたを取って、小さいのはそのままで、大きいものは半分に切ります。
チャベそれぞれは、中の種を抜いて細切りに、トマトは櫛切りにしておきます。

2.揚げる
テンペ(または豆腐)を油適量でかりっときつね色に揚げ、油切りしておきます。
(エビは揚げない)

テンペ Bandung_West Java, 2017

3.ブンブ/Bumbuの準備
ブンブとは、インドネシア料理を作る際の「基本調味料」みたいなものです。
通常、球根野菜や香味野菜などをペースト状にしたものを指します。

ここでは、バワンメラ、ニンニク、ナンキョウ、ショウガを潰し(フードプロセッサー等を使ってもよい)、
好みの量のサンバルと混ぜておきます。

4.いざ。
油適量(大さじ2ほど。テンペを揚げた油で大丈夫)に、サラムリーフと3のブンブを加え弱火で炒める。
→香りがたってきたら細切りにしておいたチャベも入れ、やや中火にして炒め続ける。
→チャベに油が渡ったら、テンペ(豆腐、又はエビ)とトマトを入れ、
→(エビの場合は火が通るのを待ってから、テンペや豆腐ならすぐに)タウチョと水を加え、
→沸騰したら、砂糖と塩を入れて味を整えてできあがり。
(砂糖と塩は、使うタウチョの味にあわせて加減して下さい)

タウチョ・メダン Bandung_West Java, 2017

これ、白ごはんに合いすぎて危険です。
発酵調味料のタウチョに加えて、かりっと揚げたテンペも発酵食品な訳で、旨味x2なんですものね。
チャベ・ブサールは種を除いているので、唐辛子からの辛さはありません。
辛味はサンバルで調整するので、マイルドに作ることも可能です。
トマトの酸味もほどよく、味噌に慣れ親しんだ日本人にはとても食べやすい料理だと思いますよ。


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